里山の幸

里山の主な幸をインターネットで調べてみると以下のような効能があったことをあらためて認識した。

1.桑の葉茶の5大効能とは

  桑の葉桑の葉茶の作り方は、5月から秋にかけて、まだ枝先の葉芽がのびてきているくらいの時期に、枝ごととってきて、天日干しにします。ホウジ茶にすると香ばしく、乾燥した根皮(桑白皮)を煎じて飲むこともできます。桑の葉の緑がきれいなうちにとって、乾燥させるのがコツです。

  • 便秘改善(整腸作用を促す)
  • ダイエット(太りにくい体をつくる)
  • 二日酔い予防(肝機能の強化)
  • メタボ予防(脂肪の増加を抑制)
  • 糖尿病予防(食後の血糖値上昇をゆるやかに)

2.びわには高い薬効効果

  びわ昔からガンや慢性の病気を治すための自然療法ではびわの葉を使い治療されてきました。びわの葉を使った温灸や葉の焼酎漬けなどが良く知られています。

びわの葉の焼酎漬けは、冬の一番寒い「大寒」の日に摘んだ葉が生命力旺盛で良いとされています。

びわ種には、アミグダリンという成分が葉の1300倍も含まれていると言われています。

効果/効能: 強壮、疲労回復、下痢止め、湿疹、あせも、咳止め、

健胃、制ガン作用

※カフェインは含まれていません。

2. ドクダミ効果

どくだみどくだみは、十薬(じゅうやく)という生薬名が付くほど、昔から優れた薬草として有名です。どくだみから作った”どくだみ茶”は10を超えるほどの効能があります。

・動脈硬化を予防するどくだみ茶はカフェインを含まないので、妊婦さんや授乳中のママさん、子どもさんでも安心して飲むことができます。ただし、ブレンド茶の場合は要注意です。

・高血圧を予防する

・糖尿病予防

・アトピー性皮膚炎や花粉症のアレルギー対策

・生理不順や生理痛の解消

・ニキビや吹き出物対策

・疲労回復

・便秘解消

・むくみ解消

6~7月の開花期の地上部全草を鎌などで刈り取ってヒモで束ね、雨や夜露の当らない風通しの良い軒下に吊るして陰干し乾燥させる。便秘・むくみ・オデキ・動脈硬化・蓄膿症などに効果が期待できる。入浴剤にして薬湯にすれば腰痛に効果があるとか。

4.柿(かき)

  • 薬効
    高血圧 夜尿症 やけど かぶれ しもやけ 風邪 二日酔い 痔 虫刺され 歯痛 柿は中国が原産で、日本の果物の中でも最も古い部類に入ります。

柿柿という名の由来は、「赤木」からきたという説があり、果実や紅葉したときの葉が、鮮やかな赤をしていることからつけられたといわれています。渋みは、シブオールというタンニンです。シブオールは水溶性のため、食べると唾液に溶けて渋さを感じます。甘柿にもこのタンニンは含まれていますが、熟すにつれて、タンニンが水に溶けにくくなります。

そのため、食べても渋みが感じられなくなるのです。また、白菜の漬け物に、柿の皮をいっしょに漬けると、甘みのあるおいしい白菜漬けができあがります。

柿の栄養素と効能効果

栄養面での柿の特徴は、ビタミンCが豊富に含まれていることでしょう。プロビタミンCは体内に吸収されるとビタミンCとなって作用します。
まず有名な薬効としては、二日酔いの防止です。
これは、柿に酒の酔いをさます作用があるためで、お酒を飲む前に生の柿を1~2個食べておくと、悪酔いを防止してくれます。

5.栗の栄養

 栗栗は種子ですのでナッツ系ですが 他のナッツ系は脂質が多いのですが栗は、でんぷんは多く、脂質が少なくヘルシーです。しかも ナッツ系の特徴であるミネラルが豊富です。

■ 主成分は、でんぷんです。

でんぷんの豊富な作物と言うと イモ類、穀物ですが 栗のでんぷんは樹上でとれる浄化された貴重なでんぷんなのです。豆類やイモ類と比較すると でんぷんの粒子が とても細かいです。これが、上品な味わいを生んでいます。たんぱく質・ビタミンA・B1・B2・C・カリウムも比較的 豊富です。サツマイモと比べると、食物繊維も多い。また、ミネラル類も豊富で現代人に不足している人間に必要不可欠な微量要素の亜鉛が豊富です。亜鉛が不足すると味覚障害・生殖機能の減退・肌荒れ・抜け毛等が症状がでるとされてます。

6. 山椒(さんしょう)の成分・効能

山椒薬味としては古くから利用されており、ミカン科サンショウ属に分類される落葉低木。普段使っている粉山椒は、山椒の実を乾燥させて作ります。

中国の四川料理は、辛くて口をしびれさせることで有名ですが、

そのしびれの元になるのが山椒です。一般的に山椒は調味料として使われていますが、

これは山椒の果実の皮を粉末にしたものです。

《有効成分の効能》ひび割れ、しもやけに 胃もたれに 食欲増進に 山椒のピリリとした辛さは、夏場など食欲がない場合に有効。食中毒の予防になります。神経痛に 虫下し効果 喘息抑制 また、胃の潰瘍の形成を抑制する作用があり、胃腸の活動を調節し、肝臓を保護する効果もあります。

7.梅の実

梅果実を梅干し、梅酒、梅酢、梅醤やジャムなどにして食用とする。また甘露梅やのし梅などの菓子や、梅肉煮などの料理にも用いられる。強い酸味が特徴であり、クエン酸をはじめとする有機酸などを多く含むので健康食品としても販売されている。果実から種を取り出すための専用器具も販売されている。

中国では紀元前から酸味料として用いられており、塩とともに最古の調味料だとされている。日本語でも使われる良い味加減や調整を意味する単語「塩梅(あんばい)」とは、元々はウメと塩による味付けがうまくいったことを示した言葉である。また、話梅(広東語: ワームイ)と呼ばれる干して甘味を付けた梅が菓子として売られており、近年では日本にも広まっている。

青梅には青酸が含まれているので、食べると死ぬ、という警告が知られている。

8.つくしの栄養

つくし主要な栄養素は少なく、ビタミンB群、ビタミンE、カリウム、マグネシウム、リン、亜鉛、銅などのビタミン・ミネラルを多く含んでいます。

つくしの薬効成分も注目されており、乾燥させたものを煎じてのむとむくみ解消の効果が期待されています。

9.ふきのとう

ふきのとう早春に土の中から顔をのぞかせるふきのとうは、春を真っ先に告げてくれる山菜で、「春を告げる山菜」とも呼ばれています。ふきの花蕾で、畑や田んぼの土手に顔を出す日本原産の山菜。独特の苦みや香りを持ち、冬眠から目覚めた熊が、一番初めに口にするといわれています。

●アク抜き

たっぷりの水に2時間くらい漬ける。途中水が黒ずむので変えるとよい。苦みが気になる時は、長く水に漬けるか、熱湯でさっとゆでると苦みが和らぐ。天ぷらにする時は、そのまま揚げる。

10.たらの芽

たらの芽日本全土の日当たりのよい場所に群生する、もっとも人気のある山菜です。独特の風味と苦みを持ち、トゲが多く赤みがかった「赤芽」と、トゲが少なく赤みのない「青芽」があります。暖かくなり太陽の光を十分に浴びると、穂先が黒に近い赤紫になり、全体が黒ずんできますが、これはポリフェノールが増えたため。小ぶりなものが好まれますが、自然の中で、手のひらサイズに成長した、太くてずんぐりしたものの方が美味です。

●アク抜き

天ぷら、フライの場合は、洗ってそのまま使う。お浸しや和え物の場合は、熱湯でさっとゆがく。

11.せり

せり春の七草として利用され親しまれている早春の山菜で、水田やあぜ道に自生して群生します。特有の香りを持ち、とくに田ぜりは冬場の貴重なビタミン源。カロテンやカルシウム、カリウムが豊富で、冬の間に血液中に溜まった過剰な脂肪分や老廃物を排出し、血液の流れをよくするとして、春先に一度は食べたい山菜といわれています。鉄分や食物センイも豊富で、特有の香り成分には、保温効果や発汗作用があります。水中に育つ水ぜりによく似た有毒の毒ぜりがありますが、毒ぜりは茎が太くて大きく、内部が空洞になっているので、間違えないように気をつけましょう。

●アク抜き

お浸しや和え物の場合は、塩少々を入れた熱湯でさっとゆがき、冷水に放す。薬味や鍋の場合は、洗ってそのまま使う。

12.行者にんにく

行者にんにく高原や深山に自生するユリ科の多年草で、香りがにんにくに似ており、山奥で修業をしていた行者たちが、厳しい修業に耐えるためのスタミナ食として食べていたことから、この名が付けられたといわれています。葉は光沢があり、すずらんのような形をしており、2枚の葉が出るまでに7~8年、花が咲くまでには10年近くかかるといわれる成長の遅い山菜です。香りはにんにくよりも強烈で、さらににんにくの数倍ものアリシンを含んでいます。

●アク抜き

お浸し、ぬたなどの場合は、さっと熱湯に通し冷水に放す。ゆでることでアクが抜ける。炒めたり薬味に使う場合はそのままでよい。